哲学とキリスト教のルーツ

老哲学者ソクラテスの、生に対する恐ろしいほどの執念を示す言葉が、プラトンによって書きとめられた。 「ソクラテスの弁明」本分より 32-33しかもなかんずく最も重要な事は、あの世でもこの世と同じように、32-34人々を試問したり吟味したりして、32-35その中の誰が賢者であるか、32-36また誰が賢者顔をしながら実際そうでないかを確かめることを己が業として暮し得るだろうということである。  イエスとソクラテスがあの世で出会う機会は三日間しかなかった。ソクラテスは、イエスの前に出て、イエスを試問する気になったであろうか。それとも、目が合った瞬間に、ひれ伏したであろうか。イエスは、収監されることなく、抗弁することなく、ムチ打たれたが告訴者たちに同情されることなく、かえって他人に用意された十字架にかけることを要求された。そして、その十字架の上でこう叫ばれた。「父よ、彼らをゆるしてください。彼らは何をしているのか分からないのですから」。 そして、まもなくあの世を去って復活されるという。

2014/10/21 （笹倉宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義 通称：オリジナル教会 2014/10/22