（２１）洗礼準備礼拝

（第二一回）洗礼準備礼拝
5-20-25「人よ、あなたの罪はゆるされた」

１．聖歌１００「しずかに神と」

２．祈り
ハレルヤ。天の父なる神様、今日このように家族そろって御前に出て、礼拝できることを感謝します。ルカによる福音書によって、イエス様が神の子であり、イエス様をとおして私たちの救いが完成したことを学びたいと思います。私たちの心を開いて、いろいろと分かるようにしてください。イエス様のお名前を通して、御前にお祈りします。アーメン。

３．聖書朗読 ルカ5-20-25
5-20イエスは彼らの信仰をみて、「人よ、あなたの罪はゆるされた」と言われた。5-21すると律法学者とパリサイ人たちとは、「神を汚すことを言うこの人は、いったい、何者だ。神おひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」と言って論じはじめた。5-22イエスは彼らの論議を見ぬいて、「あなたがたは心の中で何を論じているのか。5-23あなたの罪はゆるされたと言うのと、起きて歩けと言うのと、どちらがたやすいか。5-24しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威を持っていることが、あなたがたにわかるために」と彼らに対して言い、中風の者にむかって、「あなたに命じる。起きよ、床を取り上げて家に帰れ」と言われた。5-25すると病人は即座にみんなの前で起きあがり、寝ていた床を取りあげて、神をあがめながら家に帰って行った。

４．解説
これは第十三回と同じ箇所ですが、今回は、「人よ、あなたの罪はゆるされた」というイエスさまの言葉に注目します。日本人が、何の前提もなしに、この文を見たらたぶん読み飛ばしてしまいます。わたしたちにとっては意味の無い言葉だからです。しかし、聞いていたユダヤ人は違いました。それは、神以外に使うことのできない言葉だったからです。ユダヤ人も外国人が言ったのなら無視できたのですが、同じユダヤ人で神の言葉の知識のあるイエスさまが言ったとなると、神を冒涜した罪を問わねばなりません。「論じはじめた」と書いてあるのはそういうことです。イエスさまは自分が何を言っているか分かっておいでです。神以外に使うことのできない言葉を使っているのは、まさに自分が神に等しいことを示すためです。そして、それを分からせるためにもう一つの言葉、「あなたに命じる。起きよ、床を取り上げて家に帰れ」と言われたのです。ここで、病人に何の変化もなかったら、イエスさまは民衆の支持が得られず、逮捕され、裁かれて、石で打ち殺されたでしょう。

５．祈り
この一週間もまた家族みんなが、神様の中で元気に過ごせるように、助けてください。明るい所、広いところに導いてください。天のおとうさま、イエスさまのお名前を通して、み前にお祈りします。アーメン。

６．賛美歌１２３「ナザレのむらにて」
　

2011/7/8　聖母マリヤ福音教会
2011/8/17