心の革命について

パウロは手紙の中で、自分は自分のしたくないことをしている、と告白しています。わたしたちは、善人になろうとしてもできないのです。それでは、わたしたちに希望がないことになりますが、その絶望からわたしたちを救われたのがアロン家の聖母子です。
 
わたしたちは、罪のあるままで、イエス・キリストのお名前を通して神に祈れるからです 自分自身の「狂気という名の罪」の贖いを、「苦杯と十字架」のイエスさまにお願いできるからです。これが心の革命です。教会に来て、毎週毎週、「わたしは罪を犯しました」と告白するのは考えものです。あなたは、イエス・キリストを信じて、罪を犯さない能力を持った者に造りかえられたわけではないからです。そこを考え違いしてはいけません。
 
イエス・キリストの引力圏に入ったあなたは、罪の意識から解放されたのです。悪い事を平気でできるようになった、というのではありません。「ほら、おまえはまた悪い事をした」というささやきから開放されたということです。律法の持っていた力から解放されて、心を牢獄から解き放たれて救われ、自由な心を持つ者になったのです。
 
その変化はすぐには分からなくても、数年会わない友人があなたを見て、「あなた、かわったね！」と言われることになります。明るく、輝いているでしょうから。
 
人の内部革命は、イエス・キリストを信じる信仰以外には実現できません。
 
 
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2011/8/13　聖母マリヤ福音教会
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